企画展の図録を買いたくなる時

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 カタログ、買う派ですか?買わない派ですか?

買おうかどうしようか、迷ったりしませんか?

 

大学の時、学芸員の資格を途中まで

取っていたりしたこともあるくらい

美術館が好きだったので、

企画展に行ったらかなりの割合で

カタログとポストカードを買っていました。

でも、結局は本棚にしまっておくだけになっていたので

10年くらい前に思いきって大半を処分。

  

私の場合、カタログは

収集自体を楽しむのではなく

時たま開いて企画展を思い起こすためのもの。

行くと買っておいた方が。。と思ってしまいがち

なのですが、こんな基準を持ったらどうしようか

決めやすくなりました。

 

1 展示に心底感動したか。

どうしても手元で見返したい作品に出会った、

企画構成が素晴らしく、このコンセプトを手元において置きたい。

そんな思いになった時、買います。

最近は葛飾北斎ゴッホの日本と海外の共鳴史的な視点が

とても面白かったのでとてもひさしぶりに買いました^^

 

2 カタログとして優れているか。

手元に長くおくなら、カタログとしても

気に入ったものがいいーそこで、

写真のクオリティが良いか、

ただの写真集で終わらず、企画展の構成が

生きたもの、文章的にも優れたものになっているか

という点でも判断することに。

出光美術館の色絵展や東博の運慶展など、

企画や展示が良かったのですが、

買うのは断念しました。

 

3 この1枚があれば幸せか。

この作品だけ手元にあったら自分はハッピーだな。

写真のクオリティの高いポストカードや

グリーティングカードがあったら、

カタログはやめて、それ一つを大事にしようと思っています。

クリムトの接吻とか、ガウディの建築などがこれまで

この思いに当たりました。

 

こんな風に思えるようになったのは

感動したものはネットで検索したら

いつでもその姿を見られる可能性が高くなったから、

というのも大きいです。

 

それから、これからはここに残していくことで自分なりの

好きなものカタログが細く長くできていこうと思った

というのも新たな理由です。

自分の好きなもの企画展が人生を通してできていったら

面白いかなあと。