アラビアへの道 サウジアラビア王国の至宝 @東京国立博物館
常設展と同じ扱いの無料の企画展だからでしょうか。東博と思えないくらいちょっと残念な展示でした。
知ってもらおう、楽しんでもらおうといった
伝えようとする熱意や創意工夫の薄さが際立っていて
せっかくの紀元前からの展示品がかわいそうだなという気持ちに。
ただ、限られたものの中からの収穫は、
遥か昔に確立されていた技術の高さ。
1−3世紀頃の装飾品の装飾技術と10世紀以降の装飾技術に
それほどの差異は見られませんでした。
素晴らしいなあと感じました。
それから、アラビア文字の美しさ。
読めない私にとってはデザインと言っても良いもの。
その美しさから、
エル・シードのこのプレゼンテーションを思い出しました。
きっとたくさんの苦労を重ねて発掘してくださった
紀元前の昔の本物たちに触れる機会。
東博にはどうしても期待をしてしまうので、
いつも全力でいてほしいと願っています(^-^)