六本木、ゆーもあと卓球と鯉のぼり。

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21_21 DESIGN SIGHTは六本木ミッドタウン

の公園内にあり

道すがらの新緑と今風のカラフルな

鯉のぼりが綺麗なので、お散歩途中に

立ち寄るのにも向いています。

 

開催中の企画展は「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR 」。

企画展のディレクターは

アートディレクターの浅葉克己さん。

世界各国のいろんなものを掛け合わせて

ユーモアを表現するような展示でした。

共感には至らないものも多かったのですが

他人の見るユーモアを覗かせてもらう

良い機会になりました。 

 

メインの展示室内よりも実ははるかに

ユーモアが感じられ(ごめんなさい。。😖💦)

とても楽しかったのが

卓球六段の浅葉さんの卓球愛全開の

スペース。

ずらっと並べられているのは

浅葉さんが ひとりピンポン外交 と

称して世界各地を巡った卓球対決や

交流の記録です。
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そしてまさかの卓球台も。

誰かしらが入れ替わりで楽しそうに

プレイしていました。

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そらにおそらく遊び用も兼ねて飾られた

卓球ラケットとボウルは

サボテンにヒントを得たオブジェ風で

かわいい!

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浅葉さんの卓球愛が生む空間、

やっぱり"好き"が生むエネルギーは

すごい!と思った企画展でした。

 

6/30までですが、とても空いていたので

ミッドタウンお散歩がてらの候補として

よかったらどうぞ。

 

東京キモノショー2019

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5/2から5/6までCOREDO 室町1で開催する

東京キモノショーに初めて行ってみました。

 

行ったのは初日。

到着はオープンから30分くらいして

からでしたが、会場内はどこもかなりの

混雑💦

その後、入場制限もかかったそうです。

 

こんな方におすすめ

  • 着物を着てでかけたい方
  • モダンな着物、小物なども見てみたい、買ってみたい方
  • 学生さんなどのコーディネート作品を見てみたい方
  • 着物にまつわる知識をちょっと仕入れて見たい方

などが行かれると良いのかなと思います。

 

会場内と混雑のようす

思っていた以上に小さな規模でした。

 

メインとなる会場までの通路は

着物や小物を売るお店が並ぶマルシェ

エリア。多いお店でだいたい4,5人くらいの

お客さんがいました。

 

本会場には学生さんや着物のお店などの

着物のコーディネートがずらり。

トルソーが向かい合う形に配置され

とても間隔が狭かったので

行き交うのが大変でした。

 

そのほか、ステージでの講演は

部屋に入れない人があふれていて

隙間からのぞいているような状態。

有料のワークショップは定員満員くらいの

ひとが落ち着いて作業をしていました。

 

展示とコーディネート

トルソーの展示は非日常感があり、

展示として楽しむ用な感じのものが多かったです。

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実際自分が着ることを考えると

着物で来られている来場者の方の

コーディネートのほうが参考になりそうでした。

 

特にベレー帽や麦わら帽子、ソックスに靴

など、着物を自由に着こなすコーディネート

のひとたちの装いが良かったです。

こうあるべきから自由になると

もっと着物は楽しくなりそう。

なかなか自分では勇気が出ないところ

ですが、今度チャレンジしてみたいと

思いました。

笠間の陶器市 2019


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昨年は益子、今年は笠間の陶炎祭(陶器市)に。

4/29から5/5まで開催されています。

http://www.himatsuri.net

 

今年はお天気のせいか、例年以上に初日の人出が多かったそう。

ですが、朝いちばんはそこまで混雑して

おらず、比較的ゆっくり見て回ることが

できました。

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笠間と益子の違い、笠間のよいところ

笠間と益子、当日は両会場を結ぶバスも

運行されています。

ゆっくり見ようと思ったらどちらかひとつが

断然おすすめですが少し比較を。

 

益子は販売店50にテント500、会場と

いうよりある地域一帯に散らばっている

感じ。すべて見てまわるのにもかなりの

距離を歩くことになります。その過程が

探検のようで楽しいです。

益子の陶器市 2018春 
http://apricotty.hatenablog.com/entry/2018/04/29/221500

 

一方の笠間は笠間芸術の森公園イベント

広場に食べものを売るテントも含めて

200超くらいのテント。益子と比べると

かなり小規模ですご、まとまっていて

まわりやすいと感じました。

自分達でテントをはっているのも公園なら

では。


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笠間の方たちの心遣いも随所に感じられ

ました。

放射状のつくりで無理なく見て回れる。

歩きやすいようの草地の上にブロック。

ゴミ箱はなく、どの店舗でもゴミを預かり ますの表示。

陶器の横に珈琲が飲める場所が併設されて

いて、まわりながら良い香りに誘われて

ちょっとひとやすみもしやすいつくり。

バスの運転手さんもフレンドリーでした。

 

笠間の作家さんたち

素敵な陶器がたくさんありました。

いいなと思ってひととおり見てから

買おうと思ったらもうなかったりすること

が何回か💦

残念な思いもしましたが、好きな作風の

陶器がたくさんあるとわかったことも

大きな収穫。次に楽しみをとっておきます♪


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期待以上!東寺展@東京国立博物館

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トーハク×仏像にハズレなし。

ここ数年、そんな風に感じていて

軒並み訪れています。

今回の東寺展も期待以上でした!

 

特によかったのは最後の大広間。

空海の立体曼荼羅の間です。

一体一体の展示間隔にゆとりがあるので

周りをぐるりと一周しながら

鑑賞できるトーハクスタイル。

 

一体一体、凛々しく迫力があったり

精巧だったり。


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こちらは撮影OKの帝釈天騎象像。

こんな精巧なもの、迫力のあるものが

揃っています。

 

それほど混雑もしていなかったので

3、4周はして、30分ほどはこの室内に

滞在していたかと思います。

素敵で去りがたい仏様揃いでした。

 

もう少しこうだったなら。。

入り口で取ることのできる作品リスト

など、手元でもし広間の仏像の情報や

配置などについて少なからず情報を

ゆっくり読むことができたら

もっと鑑賞が楽しくなるだろうなと

思いました。

 

事前知識を入れるのも○

一階のコインロッカー付近で

流している東寺展のビデオを事前に

見てから展示室に行くと、少し理解が

深まって良いと思います。

 

今回借りませんでしたが、

イヤホンガイドがあったらもっと

楽しかったかも?とも。

来年もし、同時期にまた仏像ものが来たら

ガイドを使ってみたいと思います。

 

 

東京国立博物館でお花見を

桜も満開に近い東京。

春の庭園解放も楽しみに

東京国立博物館を訪れました。

 

上野公園は桜が満開で大混雑でしたが、

トーハク内はそれほど混んでいません

でした。

 

庭園解放で桜を。。
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庭園の桜は咲き終わりに近いものも多く

葉桜になりかけていましたが

椿が綺麗でした。
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この日やっていたライトアップでは

桜も良い感じでした。
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庭園以外の桜は

見頃から少し散り始めくらい。

企画展をやっている平成館付近が綺麗です。f:id:apricotty:20190330220509j:image

トーハクは背の高くない女性や子供の目線

くらいの枝がいくつもあるのも良いところ。

接写で美しい桜の花を撮影することもできます。f:id:apricotty:20190330225428j:image

 

館内でもお花見🌸

本館に目をやると、「博物館でお花見を」

の幕。

常設の桜や季節の花々を描いた

絵画や屏風、着物、陶器などに目印をつけて

館内でいろんな花を楽しめるような工夫

がされています。

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企画展で訪れると、常設展に行かずに

帰りがちですが、普段と違う切り口を提示して

もらうことで、新鮮な気持ちで楽しく

展示を見ることができました。

この手法、企画展で大物的な作品を

揃えられない美術館などにもオススメだと

思います。

 

館内お花見スタンプラリー

「博物館でお花見を」に合わせた

桜スタンプラリーも開催中。


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本館の5箇所、指定の展示室内の作品の

そばにあるスタンプを集めると

小さな缶バッジがもらえます。

子供連れでもそれほど大変な思いをせずに

まわれそうです。

 

スタンプはインク不使用で

レバーを引くとデザイン通りに台紙が

凹む方式。

エコですごい!スタンプよりなんだか

押すのも楽しい!と思いました。

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博物館でお花見も楽しい♪

日暮れ後の上野公園も

夜桜を楽しむ人たちで変わらず大混雑。

 

入館料はかかりますが、お花見を楽しみ

ながら、ちょっとアートにも触れたいという

方達にとってはおすすめかもしれません^^

 

企画展の行われている平成館のソファからも

桜がみられました。

この時期に訪れるご褒美です🌸

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後日、企画展チラシの楽しみ

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東京都美術館の奇想の系譜展、

そのネーミングに惹かれ、

告知のフライヤー(チラシ)を見て

随分前からとても楽しみにしていました。

 

美術史家 辻惟雄が1970年に書いた

「奇想の系譜」で紹介された型破りで

斬新な作品を描いた6名の画家、

岩佐又兵衛狩野山雪伊藤若冲

曽我しょう白、長沢芦雪歌川国芳に、

都美術館が新たに白隠慧鶴、

鈴木其一の2名を加えた8名の作品を展示

している展覧会です。

 

企画展の印象

各作家の点数が少なかったこともあって

系譜感があまり感じられなかったり、

説明表現や展示の仕方などに課題を感じたり

して、企画展全体としては期待に

届かなかったかなと思いました。

でも最後にまとめたような良い作品に

出会えたのでよかったなと思っています。

 

フライヤーの意外な効用

数週間経って、この記録をつけようと

フライヤーを見ながら振り返ってみました。

図録よりもごくわずかな作品しか掲載

されない、でも印刷が鮮明で美しい

フライヤー。


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鑑賞後、しばらく経ってから、

こんな風につぶさに見られる距離でじっくり

作品を眺めて楽しむというのも

おすすめかも?とも思いました。

 

良かったなと感じた作品たち

もう忘れかけながら、よかったなと

思った作品のリストを備忘にしておきます。

白隠慧鶴 (1685-1768)

職業画家ではなく宗教家として作品を

残したという点にまず惹かれました。

「達磨図」、「すたすた坊主」が印象に

残りました。

 

曽我蕭白 (1730-1781)

「富士三保図屛風」の虹が絶品。

墨絵の中に虹は幻想的でとても美しかった

です。

 

伊藤若冲 (1716-1800)

「乗興舟」は今までに見たことのない

モノクロ拓本のような絵巻。

黒地に描かれた景色がシックで美しく

心に残りました。

それから、どれが一番ということではなく、

飼っている鶏をつぶさに観察し尽くして

描いた作品たちも。

 

歌川国芳 (1797-1861)

宮本武蔵の鯨退治」は構図と筆致に強い

勢いがあって色使いも勉強になる感じでした。

「朝比奈小人嶋遊」はガリバーの世界。

「猫の当て字 ふぐ」は猫好き国芳が描く

猫好き仲間にはたまらない猫文字でした!

 

鈴木其一 (1796-1858)

「四季花鳥図屏風」は屏風には珍しい

厚めの彩色で洋風な印象も受ける。草花が

ダントツに美しい。

「夏秋渓流図屏風」も幻想的な彩色、

精密なタッチがとても素晴らしかったです。

企画展 無料トークのすすめ

暁斎展に行った折、

たまたま「見どころトーク」という

エデュケーションプログラムをやって

いる日だったので参加することに。

 

企画された学芸員さんから

企画のユニークポイントや暁斎の人となり、

注目すべき作品などについて

30分ほど話していただきました。

 

途中笑いも起きるような和やかな会。

 

暁斎には特別な思い入れがあったわけ

ではなく、これまでこうした

無料イベントに参加したことはなかった

のですが、そのあとの鑑賞がより充実した

ものになりました。

 

今後も他の美術館でも都合が合えば

参加してみたいなと。

 

次は3月17日。30分前から開場なので

早目に席をとってから展示を少し見学して

時間になったら会場に戻るのがおすすめ

です。

他にも、お子さんも楽しめるようなトーク

初心者も楽しめるレクチャーなどが予定されて

いるようです。

ぜひご興味があれば^^