アート(展示手法・コミュニケーションとか)

企画展のグッズ戦略

ブリューゲル展のグッズ売り場 以前、都美術館展の ブリューゲル展に行ったとき 出口のグッズ売り場が とてもにぎわっていました。 カゴを持って買う人が多かった のが珍しくて、つい観察。 ブリューゲル展では花を描いた 作品が多かったからか 年配めの女性…

撮影可能な企画展に期待すること

パリのルーヴルに行ったときのこと。 モナリザの前は黒山の人だかりでした。 でも、それは必ずしも作品をみるため ではなく、多くのひとはモナリザに 背を向けて写真を撮るのに一生懸命。 写真撮影できるとなると 目の前の物を落ち着いて味わうことが 難しく…

印象派の画家の視力は?

印象派の画家の視力について 考えたことがありますか? 私のアートを楽しむ切り口のひとつに アーティストのひととなりや そのひとを取り巻く環境、時代背景などに 思いを巡らせることがあります。 時には目の前に作品がないときでも。 わたしの視力は0.01以…

人体展@国立科学博物館

春休み、お子さん連れのご家族でも にぎわいそうな人体展。 NHKの人体特集をベースにした展示でした。 19世紀の人体模型に感動 冒頭の19世紀に作られた人体模型に 最も感動しました。 今時と遜色のないリアルさで 臓器や肌、筋の質感がなまなましく、 はるか…

日本初がたくさん。ブリューゲル一族展@東京都美術館

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜。 ブリューゲルのファンではないのですが、 昨年見たバベルの塔や 随分昔に行ったBunkamuraのブリューゲル展が なんだか懐かしくなって足を運んでみました。 ブリューゲル一族の作品を一堂に集め、 比較できるという企…

企画展にユニバーサル時間、作りませんか。

東京オリンピックが近づくにつれ、 ユニバーサルデザイン、バリアフリーへの取り組みが 増えてきたと感じています。 最近気になっていることは美術館、博物館でのユニバーサル対応。 設備として車椅子対応のある美術館は増えていますが、 混雑する企画展では…

アラビアへの道 サウジアラビア王国の至宝 @東京国立博物館

常設展と同じ扱いの無料の企画展だからでしょうか。東博と思えないくらいちょっと残念な展示でした。 知ってもらおう、楽しんでもらおうといった 伝えようとする熱意や創意工夫の薄さが際立っていて せっかくの紀元前からの展示品がかわいそうだなという気持…

出光美術館の「色絵 Japan CUTE!」のおもしろみ

フライヤー可愛い!絶対行こう!と思った色絵展。 今回の出光美術館、腕が光っていて、陶磁器に全く明るくない私にも 十二分に楽しめました。 国内外から借りて集めた作品で構成する大掛かりな企画展も面白い。 でも、所蔵作品を知り尽くして切り口を変えて…

美しくて笑えて面白い ヨシダナギ展「Tribe Walk」@Kanzan gallery

3月25日までのヨシダナギ展「Tribe Walk」@カンザンギャラリー。 今回は小さな写真が主体とのことですが、 ご本人が来られていた時間帯だったからか たくさんのお客さんで賑わっていました。 (シェアOKとのことなので撮った写真を載せています) 実在の…

安藤忠雄展に思ったこと

12月18日までの安藤忠雄展、12月上旬に行ってきました。 周りもたくさん行っている方がいて、絶賛している方ばかり。 本人の解説音声は必須との情報もあって、素直にそれも体験してきました。 安藤忠雄展、私の場合 もともと安藤忠雄さんのファンとい…

「人」に思いをはせることの効果:ルノワール展

ポンピドゥー・センター展と2週続けて、オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展(国立新美術館)に行ってきました。 ルノワールは日本人にとても好まれる画家なので混雑を覚悟していたら、土曜の夕方なのに空いていました^^。 絵は見るも…

心をつかむ展示手法:ポンピドゥー・センター傑作展

先日、友人がブログで面白いと勧めていた東京都美術館の「ポンピドゥー・センター傑作展」に行ってきました。ポンピドゥー・センターはフランス、パリにあり、ポンピドゥー大統領によって発案され、1977年に開館した総合文化施設です。 作品ももちろんで…