誰でも楽しめる和菓子づくり

和菓子、季節をかたどるところが 何より好きなところ。 はかない色味とか、細やかな表現とか。 発想の宝庫という感じで、みているとわくわくします。 いつか自分で作ってみたいな、外国人に教えられたら 楽しそうだなあとずっと思っていました。 ずっと作っ…

音楽も言葉も素敵な映画「グレイテスト・ショーマン」

グレイテスト・ショーマン。 知人がなんども観に行っているというので 気になって。 音楽と言葉の素晴らしさ 音楽・ダンスがとにかく素晴らしく、 自然と身体が動き出すような感じ。 聴くひとの心に残り、勇気を与えるような歌詞も 多かったなと感じました。…

インパクト抜群「名作誕生 つながる日本美術」@東京国立博物館

「名作誕生 つながる日本美術」。 GWでも混雑のない会場で比較的ゆったり 鑑賞でき、収穫もある企画展でした。 一見地味に見えてしまったり、企画テーマを 感じられなかったりもしましたが、 インパクト大な作品にであえました。 聖徳太子の1歳1枚、アルバ…

陶器市で賢く買い物をするために大切なこと

陶器市に行って思ったのですが、 陶器市って着物市やバーゲンに似たものが あるなと思います。 着物市はどれ一つとして同じものがない。 だからお客さんは一期一会だ!という思いが強くなり、 迷ったら買おうという力が強くなる。 バーゲンは早い者勝ち。 誰…

益子の陶器市 2018春

器好きなのでずっと気になっていた 益子の陶器市。 昭和41年から続き、今回が101回目。 毎年春と秋の2回開催しているのだそうです。 長年続けていくことで参加する作家さんや窯元が増え、 ファンが増え。好循環が生まれているように思います。 地元の…

ホビーショーとMinne のハンドメイドマーケット2018

友人にチケットをもらって初めてホビーショーに。 本丸のホビーショー たくさんのクラフト女子がぎゅっと集まってすごい熱気。 大手企業から小さなお店まで、様々なクラフト系のアイテムが ぎっしり。 また、あちこちでワークショップが開催されていて、 た…

VRな未来を予測する映画「レディプレイヤー1」

先日、スピルバーグ作という記述に惹かれて 「レディプレイヤー1」を見に。 ここ数年VRゲームの世界の楽しさを実感していたのも 大きな要因でした。 内容は他サイトに任せるとして感じたことなどを。 VRが人々の日常に溶け込んだ世界。 現実世界での自分が…

撮影可能な企画展に期待すること

パリのルーヴルに行ったときのこと。 モナリザの前は黒山の人だかりでした。 でも、それは必ずしも作品をみるため ではなく、多くのひとはモナリザに 背を向けて写真を撮るのに一生懸命。 写真撮影できるとなると 目の前の物を落ち着いて味わうことが 難しく…

印象派の画家の視力は?

印象派の画家の視力について 考えたことがありますか? 私のアートを楽しむ切り口のひとつに アーティストのひととなりや そのひとを取り巻く環境、時代背景などに 思いを巡らせることがあります。 時には目の前に作品がないときでも。 わたしの視力は0.01以…

ボストン美術館パリジェンヌ展@世田谷美術館

明日が最終日に迫ったパリジェンヌ展 時代を映す女性たち。 世田谷のホスピタリティ 世田谷美術館は駅から遠いのですが、 駅からの道すがらの案内板がたくさんあり地図を見る必要がない 道の大半が石畳で木や花が植えられていたり小さな川が作られていたりし…

人体展@国立科学博物館

春休み、お子さん連れのご家族でも にぎわいそうな人体展。 NHKの人体特集をベースにした展示でした。 19世紀の人体模型に感動 冒頭の19世紀に作られた人体模型に 最も感動しました。 今時と遜色のないリアルさで 臓器や肌、筋の質感がなまなましく、 はるか…

日本初がたくさん。ブリューゲル一族展@東京都美術館

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜。 ブリューゲルのファンではないのですが、 昨年見たバベルの塔や 随分昔に行ったBunkamuraのブリューゲル展が なんだか懐かしくなって足を運んでみました。 ブリューゲル一族の作品を一堂に集め、 比較できるという企…

文化の違いが新鮮 映画「バーフバリ 王の凱旋」

知人が絶賛していたので 自分にとって初のインド映画 「バーフバリ 王の凱旋」をみてきました。 会場はほぼ満席。 画面づかいがとてもダイナミックな上 肉感あふれる俳優さん。 ハリウッド映画とも中国映画とも邦画とも違った 迫力・魅力があって映画館でみ…

My香合探しが楽しい 香合百花繚乱@根津美術館

もともとの器好きに加えて 今年は茶道をはじめたいと思っていたところ、 香合(こうごう お香の入れ物) の企画展を見つけたので行ってみました。 もう随分長いこと行かずじまいの根津美術館にも ずっと行きたかったのでタイミングよく。 小さく可愛い品々と…

春の印象派 ビュールレ・コレクション展@国立新美術館

ビュールレ・コレクション展@国立新美術館。 ドイツ生まれのスイスの実業家 ビュールレ氏による 印象派を中心としたコレクションで、 ルノワール、モネ、ドガなどの作品が多く、 また人物画のほうが比較的多い印象でした。 目立つ作品が少ないからか、 空い…

企画展にユニバーサル時間、作りませんか。

東京オリンピックが近づくにつれ、 ユニバーサルデザイン、バリアフリーへの取り組みが 増えてきたと感じています。 最近気になっていることは美術館、博物館でのユニバーサル対応。 設備として車椅子対応のある美術館は増えていますが、 混雑する企画展では…

アラビアへの道 サウジアラビア王国の至宝 @東京国立博物館

常設展と同じ扱いの無料の企画展だからでしょうか。東博と思えないくらいちょっと残念な展示でした。 知ってもらおう、楽しんでもらおうといった 伝えようとする熱意や創意工夫の薄さが際立っていて せっかくの紀元前からの展示品がかわいそうだなという気持…

究極のパワースポット?! 仁和寺展@東京国立博物館

東博で3月11日までやっている 仁和寺と御室派のみほとけ 天平と真言密教の名宝。 ふらっと入りましたが、唯一無二、なかなか見られない 秘仏も多く集まっていて、人におすすめしたくなる企画展でした。 パワースポット好きの方にとって、今の東博は究極か…

企画展の図録を買いたくなる時

カタログ、買う派ですか?買わない派ですか? 買おうかどうしようか、迷ったりしませんか? 大学の時、学芸員の資格を途中まで 取っていたりしたこともあるくらい 美術館が好きだったので、 企画展に行ったらかなりの割合で カタログとポストカードを買って…

出光美術館の「色絵 Japan CUTE!」のおもしろみ

フライヤー可愛い!絶対行こう!と思った色絵展。 今回の出光美術館、腕が光っていて、陶磁器に全く明るくない私にも 十二分に楽しめました。 国内外から借りて集めた作品で構成する大掛かりな企画展も面白い。 でも、所蔵作品を知り尽くして切り口を変えて…

美しくて笑えて面白い ヨシダナギ展「Tribe Walk」@Kanzan gallery

3月25日までのヨシダナギ展「Tribe Walk」@カンザンギャラリー。 今回は小さな写真が主体とのことですが、 ご本人が来られていた時間帯だったからか たくさんのお客さんで賑わっていました。 (シェアOKとのことなので撮った写真を載せています) 実在の…

ドライフラワーを作ってみて

今年やってみたいことを少しずつやってみています。 そのうちの一つがドライフラワー。 お正月の飾り松といただきもののバラで試してみました。 松は青々とした緑だったものが次第に薄いエメラルドグリーンに。 予想以上に素敵な色。今年一年、大事にしてい…

三井記念美術館で至福の屏風を

円山応挙の「雪松図屏風」を見たことがありますか? もう何年も前、オープン初日の三井記念美術館。 偶然近くを通りかかったのでどんなものかと寄ったのが きっかけでした。 日本画や日本の美術品にそれほどの思い入れはなかったのですが、 展示室に入って、…

安藤忠雄展に思ったこと

12月18日までの安藤忠雄展、12月上旬に行ってきました。 周りもたくさん行っている方がいて、絶賛している方ばかり。 本人の解説音声は必須との情報もあって、素直にそれも体験してきました。 安藤忠雄展、私の場合 もともと安藤忠雄さんのファンとい…

北斎と運慶の共通点に思うこと。

この秋、企画展で北斎漫画を見る機会、運慶の造形を見る機会が あって、彼らの共通点に気がつきました。 北斎は江戸後期の浮世絵師、運慶は鎌倉後期から平安初期の仏師。 一方は平面、一方は立体の世界ですが、いずれにも共通するのは 身体、骨や筋肉、筋に…

日本と世界の共鳴を目の当たりに。北斎とジャポニズム展・ゴッホ展

訪日外国人観光客が2千万人を優に超え、 街中でもよく外国人を見かけるようになりました。 2020年の東京オリンピックに向けてこれから一層、 日本と世界のつながり方を色々な観点から見つめ直し、 日本の良さを引き出そうとする動きが出てくることと思いま…

芸術の秋。一生アートが楽しくなる、アートとの付き合いかた

季節は秋。 今回は、芸術の秋が楽しくなるように、日頃なじみのない方向けにアートの楽しみ方を描いてみたいと思います。 私は高校生のとき、一枚の絵に感動して、大学では学芸員の資格も途中まで、ずっと長いことたくさんの美術館や博物館に行ってたくさん…

「人」に思いをはせることの効果:ルノワール展

ポンピドゥー・センター展と2週続けて、オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展(国立新美術館)に行ってきました。 ルノワールは日本人にとても好まれる画家なので混雑を覚悟していたら、土曜の夕方なのに空いていました^^。 絵は見るも…

心をつかむ展示手法:ポンピドゥー・センター傑作展

先日、友人がブログで面白いと勧めていた東京都美術館の「ポンピドゥー・センター傑作展」に行ってきました。ポンピドゥー・センターはフランス、パリにあり、ポンピドゥー大統領によって発案され、1977年に開館した総合文化施設です。 作品ももちろんで…